Atoms

上智大学のキックにより試合開始



1Q、ファーストプレーのパスがWR#82小林(2年)に通りフレッシュをとりその後も QB#1船戸(3年)のQBキープでロングゲイン、RB#27赤岡(3年)のパスキャッチで 敵陣30ydまで進む。再びQB船戸のQBキープでエンドライン目前まで進み、RB#10澤田(4年)のランで TDを獲得しLB＃2藤本(4年)のキックでTFPも成功、テンポ良く先制をする。直後のディフェンスは攻め込まれるも踏ん張り相手のFG。LB#5高井 (3年)がキッカーに激しいラッシュをかけ上智のFGは失敗。無失点で オフェンスに回す。



2Q、立ち上がり攻め込まれるような試合展開。DB#28桜井(3年)のナイスタックルやDL#21バフォ(1年)のパスカットがあり攻撃 を食い止める。その後のオフェンスではQB船戸、RB澤田のスピード溢れるランにより敵陣27ydまで全進。WR#11坂本(3年) のパスキャッチやQB船戸のQBキープでエンドゾーンまで残り9yd。最後はRB#26 小舘(4年)のランでTD、TFPもきっちりきめて7点獲得。あとのディフェンスはLB高井の粘り強いタックルなど要所で光るプレーはあったもののTDを取られる。ここで前半終了。



3Q、神大のキックで試合再開 。1シリーズ目で上智大にTDを取られる。相手を突き放すべくオフェンスはWR坂本のパスキャッチ、RB赤岡のランでフレッシュ獲得、RB澤田とQB船戸のランで相手陣地深くまで攻め込む。最後はRB小舘のランでTD獲得、OLの気迫こもったドライブで相手DLを圧倒した。その後上智大の意地を見せつけられまたしても追い付かれる。



4Q、最後の12分。勝つか負けるかギリギリの中お互い譲らぬ展開が続き、無情にも 残り時間が刻々と少なくなる。誰もが引き分けと思い始めた時、ドラマが待ち受ける。自陣30ydまで攻め込まれるピンチもディフェンスが奮闘。DL#99久保田(3年)の 力強いタックル、LB藤本(4年)の相手QBの不要な反則を誘うパスラッシュで相 手を自陣深くに入れさせずオフェンスへつなぐ。ここで流れは神大に傾く、WR#18平野(1年)のパスキャッチでフレッシュ、RB澤田の意地のランでロングゲイン、敵陣25ydまで攻め込む。さらに攻撃は続きエンドゾーンまで残り3ydに迫る。誰がこの驚くべき展開を予想しただろうか。フィールドにいる選手たちは体力も気力もギリギリな状態。しかし、スタンド にいる方々の応援、サイドラインにいる仲間達の声を背に最後の気力を振り絞る。ついにこの時が訪れる。RB小舘のランでTD獲得、TFPの1点も合わせて勝ち越し。その後の上智大の攻撃をディフェンスが完全にシャットアウト。そして試合終了。



28対21で神奈川大学が勝利を収めた。